JiE新舘俊輔の「売り場がメディアになる日」日本情報流通株式会社
2009/06/14

産業交流展2008出展特別寄稿「これからの消費」(2008年11月)

長期的な国内の不景気に、米国金融危機が拍車をかける現状。
景気の決め手となる、「消費」はどうなるのか、我々はどうやって新しい消費を定義していくのか。
日本情報流通の新舘氏寄稿。

モノの豊かさから心の豊かさへ、などと言われるようになり久しい。しかしながら、まさにモノを作って売る立場の人間は、どれだけ本気でこの考えを信じているだろうか。

消費者は常に、モノによってもたらされる便利さや、自分らしさ、出会いや話題など、形にならない価値を求めているのである。いつの時代でも、景気の良し悪しにかかわらず、人は「なりたい自分」になることを常に求めているのではないか。

これからの消費を語るうえで、三つのキーワードが重要になると私は考える。
ひとつは「場所力」。街中で、さらにはネットでもモノが買える時代、「近いから」あるいは「ほしくなった場所で売っていた」といった、場所のコンテクストが消費のきっかけになる。
二つ目は「物語」。商品に出会うまでの選定のストーリー、そしてその商品を使ったり友人との話題にするといった物語性の提供が必要になる。
最後は「セレンディピティ」。あくまで主役である消費者が、「幸運な偶然」に出会うための場をプロデュースすること、これらが今後の消費を捉える際にあらためて重要なテーマになってくると思われる。

投稿者 shindate : 2009年06月14日 18:06

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